二年子ども教育コースの十九名が奈良文化幼稚園の秋の遠足に参加しました。
　年長児・年中児の行き先は大阪市の天王寺動物園です。朝、幼稚園の園庭に集合して、園児らをバスに乗せるところから実習が始まりました。

　高田市駅から阿部野橋駅までは近鉄の貸切列車に乗せてもらいました。車内ではおおはしゃぎの園児らが次々と「お姉ちゃん先生」のところへやって来てくれます。
　交流を深めているうちに半時間ほどで到着。ホームから人ごみの百貨店前の陸橋を通り、車の多い交差点で横断歩道を渡り、動物園ゲートに到着するまでは緊張の連続でした。

　園内では園児らがクラスごとに分かれ、高校生は数名ずつ配属されたクラスについて回り、幼稚園教諭の動きを見て学びながらお手伝いしました。ライオン、象、コアラなど見たかった動物の前に来ると園児らは「お姉ちゃん先生、見て見て！」と大喜びでした。

　羊の餌やりも体験して、動物園を堪能したら、芝生でお弁当タイムになります。この頃になると園児さんともすっかり打ち解け、お世話をしながら「大きかったね～」「かっこよかったね～」と話していました。食後にはあちこちでお姉ちゃん先生を追いかける鬼ごっこが見られました。

　復路も往路と同様、貸切列車で高田市まで帰って来て、一日の実習予定を無事に終えることが出来ました。

　年長さんと一緒に行動した奥田沙也佳さんは実習を振り返り、「園児さんと動物園に行くのは楽しかったけど、それ以上に幼稚園の先生の大変さが体で感じられました。将来の夢への励みになりました」と話していました。