春の高校バレー奈良県大会の最終日が県立橿原体育館で行われました。本校をはじめ準決勝に進出した四校が、多くの声援が飛び交う中で熱戦を繰り広げました。

　本校の第一試合は高田商業高校との決勝進出をかけた戦い。第一セットは中盤まで点の取り合いでしたが、後半は鋭いスパイクやブロックが次々と決まり25-16でセットを獲得。続く第二セットは終始白熱した接戦となりました。23-24と相手のセットポイントとなるも同点とし、四度にわたるデュースの末、このセットを29-27で取り、セットカウント2-0で決勝進出を決めました。

　決勝戦は、強豪奈良女子高校と優勝をかけた戦いとなりました。第一セットの序盤は、互いに得点する試合展開となりましたが、10-16と相手にリードを許したところでタイムアウト。その後、なんとかボールに食らいつくも14-25でセットを取られました。第二セットは、相手の試合運びになかなか得点ができず、徐々に点差が広がり12-25となり、セットカウント0-2で敗れました。

　惜しくも優勝は逃しましたが、強化クラブ指定1年で準優勝の表彰を受ける快挙でした。山川監督は「まずはベスト4に入ることを目標としてやってきた。この決勝まで来られたのも三年生の力が大きい。ここからが大切で着実にステップアップしていきたい。ただ、優勝を逃したのも三年生の力の差だと思う。」と試合を振り返りました。そして監督は「次の六月のインターハイ予選に向けて、さらに成長したチームを見せられるよう頑張ります。」と力強く意気込みを語りました。