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学園会館リニューアル " わ の広場 <ほっこり>" に!

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 高田キャンパスで奈良文化高校と奈良文化幼稚園をちょうど繋ぐ位置にある「学園会館」が、高校創立五十周年を機に「地域交流センター わ の広場<ほっこり>」として生まれ変わり、リニューアル記念式典を執り行いました。この会館は開学十五周年に建てられ、これまで食堂や喫茶室などとして長く愛されてきました。リニューアルに当たって高田キャンパス内で公募された新名称も、そうした憩いの場として相応しいものとなりました。

 さわやかな秋晴れの下、西川彭理事長が挨拶でリニューアルの経緯などを伝え、「地域交流の拠点として、多くの方々が利用されるよう心から願っている」と語りました。式典に出席していた生徒会長の森本伊織さん(三年)や幼稚園児代表らもテープカットに加わり、会館が新たなスタートすることになりました。その後、奈良文化幼稚園児が地域に伝わる葛城太鼓(和太鼓)を力強く演奏し、式典に華を添えました。

 また学園草創期から残る数少ない建物にふさわしく、会館一階の玄関ホールには学園創設者の伊瀬敏郎記念コーナーを設けました。伊瀬先生が収集された地域の文化財である出土品や学術書などが数多く展示されています。二階には茶室、会議室、育友会活動に利用される談話室が設けられました。奈良文化の生徒、園児にとって、子ども教育コース生が幼稚園児といっしょに実習を行ったり、茶道部が普段の練習に使ったり、幼稚園児が太鼓の練習に利用したりと、これらからも大いに活用の幅が増える施設となります。

 この学園会館は、有識者による奈良学園懇話会「高田再開発懇話会」から、短期大学(現・短期大学部)の移転や高校の全面新築に伴い新しい活用方法の提言を受け、「地域に開かれた教育・文化の拠点」を目指すことになりました。式典の後も懇話会が開かれ、提言を受けたことが葛城市との防災を初めとする提携や食育を中心とした連携の契機になったことが伝えられ、また高田キャンパスがこれからも「地域の核」となる学校づくりをどのように展開していくかについてさまざまな話し合いがなされました。

 地域に開かれた高田キャンパスで、みなさまが<ほっこり>できる場をこれからも創造していけるよう努めていきますので、今後ともみなさまのご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

          <十月二十四日付 奈良新聞に記事が掲載されました。>