きららニュース

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【衛生看護専攻科】BLS-AED(一次救急処置)講習を受講

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 NBシアターと自習室で、「既習の救急蘇生法についての知識・技術を深める」ことと「医療チームでの看護師の役割と命の大切さを再確認する」ことを目的にBLS-AED講習会を開催し、一年生全員が一次救急について学習を深めました。

 講師には宇治徳洲会病院から、救急看護の認定看護師でいらっしゃる丹羽香織、中西紀彦両氏をはじめ、救命センター医師の田村淳史、山内菜津子両氏、看護師の武田佳奈氏、救命士の能登路賀一、於保志穂両氏ら七名のチームをお迎えしました。

 自習室での講義で、丹羽氏は豊富なデータを基に、救急車の到着以前にバイスタンダー(現場に居合わせた人)による応急手当が救命率を大きく左右することを強調。心肺停止から三分を経過すると死亡率が50%に上る一方、救急車到着には平均八分かかっている現状を指摘しました。例年救急搬送が急増する冬の到来を前に、准看護師である学生らに対し、バイスタンダーとして現場に遭遇したならば、一般の通行人に率先して迷わず救命措置を行なわなければ怠慢である、と強く自覚を促しました。

 そうした意識のもとに的確な一次救急処置を素早く行えるよう、NBシアターでは救急医療のチームによる実技の講習が行われました。7/29の講習会で高田消防署の救急隊の方々から教わり練習した胸骨圧迫(心臓マッサージ)やAEDの使用法など基本を確認、復習しました。その後、心肺停止状態で人が倒れている現場に通りかかった想定で一次救急処置の流れを練習。大声で人を呼び集め、救急車を呼んで下さい、AEDを持ってきて下さい、など役割を分担することで処置が早くなること、救急隊の到着まで胸骨圧迫を続けること、といった知識が現場に遭遇した時活かせるよう練習を重ねました。

 学生らはこの学習であらためて、正確で確実な救命処置を早期に行なう必要性を感じ、身が引き締まったようでした。