きららニュース

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【衛生看護科】 看護科集会を開きました

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 衛生看護科の一年~三年全員がNBシアターに集まり、看護科集会を開催しました。

 最初に症例発表会として、五回にわたる病院実習を終えた三年生が、実習中に学んだ症例とその考察を発表しました。K組の津田ゆきほさんが「覚醒状態が持続するための援助~患者の意思を主体とする大切さ~」、L組の谷野紗菜さんが「右被殻出血患者の看護~口腔ケアと整容の援助を通して学んだこと~」という主題で発表し、参加者全員の学びとしました。

 続いて一年生の浦野由美子さんが「戴帽式に参加して」、二年生の椋野沙良さんが「戴帽式を終えて」という題で9/19の戴帽式の感激や決意を発表しました。

 次に、卒業生のお話を伺う貴重な時間を持つことができました。本校の高校課程を卒業して衛生看護専攻科一年に在学中の今中江利子さんからは、専攻科生の勉強の実態がリアルに伝えられました。「教科書四十冊」「試験十五科目」「合格は六十点以上」といった言葉が聞かれるたびに高校在校生は悲鳴ともため息ともつかない声を洩らしましたが、目にしっかりと決意を表わして先輩の話に聞き入っていました。

 また現場で活躍する先輩、衛生看護専攻科最初の卒業生で奈良県立医科大学附属病院にお勤めの北乾徳子さんは、専攻科での学習の厳しさを「お盆しか休みがなかった感じだった」などの思い出話を交えて伝えながらも、現在の職務を「一人ひとりの患者に喜んでもらえる看護計画を考えることが今たのしい」と目を輝かせて語り、責任感を伴った充実感をにじませる先輩の言葉に、高校生は看護職への憧れと使命感を改めてかみしめたようでした。

 質疑応答では実習のこと、専攻科のこと、資格試験のことなど気になることを次々に質問。お二人の卒業生は一つ一つに丁寧に答えて下さいました。

 山田勝美校長は講評の中で、10/10のトピックスでも紹介した「産業と教育」に掲載された先輩をはじめ本校の卒業生が様々な現場で活躍していることに触れ、「専攻科の勉強は二年間しかなく、とても厳しい。しっかり力をつけて素晴らしい看護師になってほしい」と励ましの言葉を贈りました。