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【普通科Ⅰ類】幼稚園の保護者と一緒に"お味噌作り"

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 普通科Ⅰ類二年生が、さくら食堂で「食育を考える会」の皆様、園児の保護者の方々と一緒に初めてのお味噌作りを行いました。ご指導いただいたのは、隣接する奈良文化幼稚園で毎年保護者の方々に味噌作りを指導されている食育指導士の渡辺寿美子先生です。

 はじめに、渡辺先生から「インスタントの味噌汁がおいしいのは、砂糖が入っているから。多くの加工食品には砂糖が入っており、私たちは甘味に依存する食生活を送っていることを認識しておきましょう」と教えていただいて、生徒のみならず幼稚園の保護者の方々も「え~っ」と、一様に驚きの声を上げていました。

 そして、「手作りの良さは、安心、安全であること。本物の味を知ってほしい」と話されて、お味噌作りがスタートしました。

 生徒たちは、蒸し煮されたスリ大豆とぬるま湯、米麹を混ぜ合わせてこね始め、「手触りが微妙...」「匂いに酔いそう...」と、最初は慣れない作業に戸惑っている様子でしたが、味噌玉を作るころになると、「子どもの頃に戻ったみたい」と、楽しそうな表情を見せていました。

 味噌作り初挑戦の生徒は、「こねる作業にも樽に叩き入れる作業にも、ちゃんと理由があって、それをすることでおいしいお味噌になるとわかりました」と話し、仕込んだお味噌が秋に出来上がるのを楽しみにしていました。

 最後に、渡辺先生は「味噌作りも、何でも後始末が肝心。味噌を仕込んだ後をちゃんと丁寧に始末しておけばカビも生えないし、いいお味噌ができます。手間ひま惜しまずに本物の味を知って、いいお母さんになってほしい」と結ばれました。

 今回のお味噌作りは本校が推進している「食育」の一環として行われました。仕込んだ75キロの味噌は、秋まで本校で保管して熟成させ、それぞれが持ち帰ったり、調理実習で使用したりするほか、商品名やパッケージデザインを生徒たちから公募して、十一月に葛城市で開催される「ゆめフェスタin葛城」で本校オリジナルの手作り味噌として販売する予定です。

 なお味噌作りの模様はインターネットテレビ「かつらぎ・テレビ」で放送される予定です。日時が決まり次第、改めてお知らせします。