きららニュース

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明日香で育友会役員の研修を行ないました

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 本校生徒の保護者の集まりである育友会の役員が、研修と親睦を兼ねて橿原から明日香を巡りました。

 育友会役員に、副校長以下の育友会担当教員を合わせて15名は、最初に橿原考古学研究所附属博物館を訪問しました。今回の最大の研修内容である「本校校章のルーツを探る」ためです。
 
 奈良文化高校の校章は、明日香村の「牽牛子塚(けんごしづか)」古墳より出土した飾金具を図案化して制作されたものです。我が国最古の七宝焼として国重要文化財に指定され、現在はこの博物館に保管されています。本校校章とそっくりな実物を見た一行からは驚きの声が上がりました。

 ついで明日香村に移動し、その出土地である牽牛子塚古墳を訪問しました。最近発掘調査が進められ、被葬者について新聞紙上をにぎわしていますが、本校の一行は、七世紀頃この場所で誰かに供えられた装飾金具が、千数百年の時を経て我が娘の身を飾っているロマンに思いを馳せていました。

 昼食は農村レストランとして人気の夢市茶屋で、古代米(赤米)に地元産野菜のセットを頂きました。本校の学食でも取り入れている地産地消について考えながら味わいました。

 最後は石舞台古墳を見学。現地ガイドスタッフの方に説明して頂きました。改めて間近に見たり石室に入ったりすると、そのスケールと、それを人力で築造した古代人の英知に驚かずにいられませんでした。

 役員の中には卒業生もいますが、何十年も親しんできた図案の実物を初めて目の当りにして鮮やかに印象に残った、と語っていました。他の役員からは、これからも優美な校章に負けない素晴らしい女子高であり続けて欲しい、という声が聞かれました。