きららニュース

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【福祉コース】奈良県栄養士会研修会に参加!

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 奈良県栄養士会の研修会が本校のキッチンスタジオと試食室及びNBシアターで行われました。介護食の調理実習には本職の栄養士さんに混じって本校の福祉コース三年生が参加しました。

 今回の調理実習のテーマは「高齢者が食事を楽しむための献立作り」。"黒田式高齢者ソフト食"を提唱する農学博士・管理栄養士の黒田留美子さんを迎えて実習が始まりました。これまで一般的だったきざみ食やミキサー食と異なり、舌で押しつぶせるほどのやわらかさを実現しながら、見た目は普通食と変わらないことが特長です。高齢者に食べる喜びをいつまでも、という思いから考案されたものだそうです。

 メニューは薄焼き卵を海苔代わりにした巻き寿司、ずんだ餅、ごま豆腐、イカの天ぷら、サイダーゼリーの5種類。材料に介護用ゼラチンを利用する、ご飯をおかゆのように炊き上げる、イカをフードプロセッサーでかくはんしてペースト状にしてから形を整えて蒸すなど創意工夫が随所に見られました。生徒らは黒田先生から直接指導を受けながら、独特の調理法に驚き、感心していました。

 試食の後、生徒からは「イカが舌で押しつぶせるほどやわらかくて、びっくりしました。介護食はこれからも研究されていくと思います。施設の利用者さんにおいしく食べていただけるようにできればいいなと思いました」などの感想が聞かれ、福祉コース生として大変よい経験になったようでした。