1月11日、奏ホールで衛生看護専攻科の学生を対象に講演会を行いました。講師に奈良県立医科大学附属病院高度救命救急センターの救急看護認定看護師・伊藤憲子さんをお招きして、「東日本大震災―DMATとしての活動を経験して―」をテーマに語っていただきました。
伊藤さんは昨年から1年生の災害看護学の講師を務め、東日本大震災発生の翌12日午前4時頃には、奈良医大DMAT(ディーマット)の第2チームとして(同第1チームは当日午後5時25分発仙台医療センターへ)出発し、いわて花巻空港でSUC活動をされました。
講演では、DMATの概念や奈良県の災害拠点病院とDMATを再確認後、活動内容と体験談を語ってくださいました。伊藤さんは救急・災害の医療看護の知識と技術は重要だが、医療者が治療に専念できるよう支えてくれる業務調整員(薬剤師や事務員など)も大切と強調。さらに、準備する物品内容と自分自身の管理も重要だと続けました。
そして、DMATの活動が48時間という概念にとらわれ過ぎた点にも触れ、全員が一度に現地入りせず時間差を設けると長期間対応が可能なことや看護師として活動する方法もあることなどを話してくださいました。
最後に学生を代表して宮國望さん(20)が「救える命を救うために確かな知識・技術を持って看護をし、情報の共有と研修と支え合い、そして、被災者の方のために動くことが大切だと思いました。今日の学びを来月の国家試験やこれからの看護に活かしていきます」とお礼の言葉を述べ、終了しました。
※DMAT(Disaster medical assistance team)
災害急性期(概ね48時間以内)に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム


